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そもそもグリーンITとは② 「グリーンITプロジェクト」&ストレージも省電力化の動き [業界ニュース]

■動き出したグリーンITプロジェクト

こうした状況を受け、政府やITベンダーがIT機器の消費電力削減を目指す動きが活発化してきた。
例えば、政府は2008年度の予算要求で、新しい政策「グリーンITプロジェクト」を盛り込み、省エネ技術開発に本腰を入れて取り組む姿勢を打ち出した。
産官連携のプロジェクトを立ち上げ、3つの分野それぞれで20~30%の消費電力削減を目指す。

 (1)サーバーやストレージ向け省エネ技術
 (2)ネットワーク分野の省エネ技術
 (3)半導体やデバイス分野の省エネ技術


ITベンダーの間では、情報サービス産業協会(JISA)が温暖化対策自主行動計画を発表。
「2008~2012年の5年間の平均値において、2006年度比でエネルギー消費原単位を1%削減すること」を目標に掲げた。

米国でもAMD、HP、IBM、Sunの主導で、データセンターの電力コスト削減を目指す業界団体「The Green Grid」が結成された(表2)。
また2007年6月には、米インテルがグーグルなどと共同で環境問題に取り組む業界団体「Climate Saversコンピューティング・イニシアチブ」を設立した。
Climate Saversは、自然環境保護団体である「WWF(世界自然保護基金)」が進めるプログラムで、
参加企業はCO2などの温室効果ガスの削減目標を設けて実行するプロセスをWWFが検証・認定する。

省電力技術の開発だけでなく、IT活用によって事業活動の環境負荷を低減する取り組みを自ら実践するところがポイントだ。
2社のほか、デル、HP、マイクロソフトなどが参加し、日本からもNEC、日立製作所、富士通などが名を連ねている。


■ストレージも省電力化の動き

省電力化の波が押し寄せているのは、何もサーバーだけではない。ストレージにも省電力化の動きがあるのだ。
テープ・ドライブ装置を見直す動きもある。
ディスクと異なり、テープ装置はデータを読み書きする時だけモーターを駆動させるオフライン方式であるため、電力の消費効率がよい。

米IBMは、テープとハーディスクのランニング・コストを試算。
250Tバイトの容量でSATAハードディスクとLTO4テープ・ドライブを比較すると、10年間の電力コストはSATAハードディスクが805ドル、LTO4テープ・ドライブは40ドルと、後者のほうが20倍電力コストが安いという。
テープの交換などの作業コストを含めても、テープのほうがコストは低い。


高速化、大容量化が進み、エントリ・モデルでも、バックアップ用途ではディスクとそん色ない機種がある。
例えば、日本IBMが2007 年5月に出荷したLTO3テープ・ドライブ装置「System Storage TS2340 テープ・ドライブ Express Model」は、転送速度は最大120Mビット/秒、最大1.6Tバイトの保存容量である。

日立は、テープ・ドライブを組み込んだディスク・アレイ「Hitachi Tape Modular Storage 1000」の出荷を2007年12月に開始した。
最新のバックアップ・データのみハードディスクに保存し、旧世代のバックアップ・データはテープに保存する。
ハードディスクだけを使うアレイ装置と比較すると約40%の電力を削減できるという。

バックアップテープのニーズはますます高まっているようだ。

(引用元:IT Pro)

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