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バックアップメディア基礎の基礎 テープデバイスの種類 [バックアップメディアとは]

バックアップテープには多くの規格がある。検討のための主要なものを紹介。

■TRAVAN(QIC)

小型のQIC(Quarter-Inch Cartridge:クイックとも呼ばれる)で、容量は最新のもので10Gbytes(非圧縮時)。
ドライブが安価であることや、IDEにも接続できる製品が存在するため、導入しやすく、小規模オフィスやPC用として普及している。
ただし、メディア自体に巻き取りリールが搭載されているので、メディアのサイズが若干大きく、高価。
初期導入コストの低さから、選択されることが多い規格。


■DDS(Digital Data Storage)

音楽用のDAT(Digital Audio Tape)をデジタルデータ用に改良したもの。
以前からバックアップ用途に利用されている規格であるため、現在でも台数としてはトップ。
DDSにはDDS1~4の規格が存在し、下位互換性があるため過去のテープが無駄にならないというメリットがある。
ドライブおよびメディアが比較的安価。


■DLT(Digital Linear Tape)

人気のある規格。
DLTのシェアは急激に伸びていて、テープデバイスの出荷高の70%を占めている。
大容量で高速なテープ装置で、テープ寿命も長く、信頼性が高いとされている。
しかし、デバイスやメディアが高価であるため、ハイエンドサーバ向けに選択されることが多い規格。


■LTO(Linear Tape-Open)

次世代のテープ規格。
ハードディスクの大容量化に伴い、テープデバイスの進化が必要とされているなか、
IBM社、Hewlett-Packard社、Seagate Technology社の3社が共同で策定した。
LTO-1~4の規格が存在する。
大容量、高速読み書きを目指したメディアで、
特に大容量を指向した「LTO Ultrium」(ウルトリウム)と、
特に高速読み出しを指向した「LTO Accelis」(アクセリス)の2種類の規格がある。
ドライブやメディアはやや高価である。

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